「このまま普通の会社で働き続けるのは正直つらいかも」
そう思い始めたのは、社会人3年目の頃でした。
私は発達障害（ADHD・ASD傾向）を持っています。
周囲のスピードについていけず、報連相もうまくできず、「空気を読め」と言われるたびに自分を責めてきました。
けれど、あるときデータサイエンティストという職業に出会って、「これなら私の得意が活かせるかもしれない」と思ったんです。
この記事では、私がそのとき最初に調べたこと、そして今も「調べてよかった」と思える情報をシェアします。
データサイエンティストって何する人？
まず最初に浮かんだのは、「データサイエンティストって何者？」という疑問でした。
いろいろ調べるうちに、ざっくりこんな特徴があるとわかってきました。
- データを集めて、整理して、パターンを見つける
- ビジネスの課題を、数値で解決する手法を考える
- プログラミング（Pythonなど）や統計知識が必要
つまり、「数字を使って、より良い意思決定をサポートするお仕事」。
私は子どもの頃から、細かい情報を集めて分析するのが好きでした。
パズルを解くように仮説を立てて検証していく感覚が、ちょっとワクワクしたんです。
でも、何から始めればいいの？
問題はここでした。
「やってみたい」気持ちはある。
だけど、未経験で何も知らない私が、どうやって最初の一歩を踏み出せばいいのか分からなかったんです。
調べたキーワード一覧（当時の私の検索履歴）
- 「データサイエンティスト 未経験 勉強方法」
- 「発達障害 IT仕事 向いてる」
- 「Python 独学 初心者」
- 「就労移行支援 IT」
調べれば調べるほど、「独学は大変そう」「就職までは遠い」という現実にぶつかりそうになりました。
発達障害とIT職の相性は意外といい？
一方で、「IT系の仕事は発達障害の特性に合っているかもしれない」という希望も見えてきました。
たとえば、こんな特徴が活かせるケースも
- ルールに従って処理することが得意
- 繰り返し作業に集中できる
- 細かい違和感に気づきやすい
- こだわりを活かして深く掘り下げるのが得意
実際、IT業界では発達障害を公表しながら活躍している方も少なくありません。
ただし、「環境が整っていること」が大前提です。
問題は「働く前」にどう備えるか
いくら相性が良くても、いきなりIT企業に飛び込むのはハードルが高いです。
私のように「何から始めたらいいか分からない人」には、段階を踏んで準備できる場所が必要でした。
就労移行支援という選択肢
そこで出会ったのが、「就労移行支援」という仕組みです。
就労移行支援って？
精神・発達障害、知的障害などのある方が「働く力を身につけるためのサポート」を受けられる福祉サービスです。
一般的には、次のような内容が提供されています。
- ビジネスマナーの基礎
- 体調や特性に合わせた自己管理方法
- 実習や職場体験
- 就職活動の支援（履歴書・面接・職場紹介）
- 就職後の定着サポート
私が気になったのは「IT特化型の支援」
「ITに特化した就労移行支援がある」という情報を見つけたときは、正直、半信半疑でした。
でも実際に調べていくと、プログラミング、データ分析、RPA、クラウド、AIなど、先端技術を学べる環境が用意されている場所があるんです。
しかも、発達障害の特性に配慮した支援体制が整っている。
これは、自分にとって大きなターニングポイントになりました。
私が深掘りした支援先：「Neuro Dive」
その中でも、私が特に注目したのが「Neuro Dive（ニューロダイブ）」というIT特化型の就労移行支援でした。
→ AIやデータサイエンスが学べる就労移行支援【Neuro Dive】
ここでは、以下のような支援が受けられます。
- ITやデータ分析の実践学習
- 特性に配慮した就労トレーニング
- 先端技術×障害配慮の就職支援
- 卒業後もフォローあり
「Neuro Dive」についての詳しい内容や、どんなサポートがあるのかは、別記事でしっかりまとめています。
興味がある方は、以下の記事でチェックしてみてください↓
▶︎ 【障害者×IT就職】先端 ITが学べる就労移行支援「Neuro Dive」って？
就労移行支援と聞くと、どこか敷居が高い印象を持たれる方もいるかもしれません。
でも実際には、「やりたいこと」と「働くこと」をつなげる手段の一つとして、とても現実的な選択肢だと感じました。
「できない」じゃなくて「合ってなかっただけ」
発達障害があると、「普通のやり方」がつらく感じる場面が多くあります。
でもそれは、「自分が劣っている」のではなく、「自分に合った環境を見つけられていないだけ」かもしれません。
ITの世界には、多様なスキルや個性を必要とする仕事がたくさんあります。
静かに集中するのが得意な人も、論理的に考えるのが好きな人も、ちゃんと活躍できるフィールドがあります。
まずは「情報を知ること」から始めてみませんか？
「私にもできるかも」
「ちょっと調べてみようかな」
その気持ちだけで、最初の一歩は十分です。
私自身がそうだったように、「知らなかった」だけで諦めてしまうのはもったいないです。
もし、「自分に合う働き方を探したい」「ITに興味があるけど進み方が分からない」と感じている方がいたら、
まずはこちらの記事で「どんな可能性があるか」を知ってみてください↓
▶︎ 【障害者×IT就職】先端 ITが学べる就労移行支援「Neuro Dive」って？
最後に：道に迷ったら、調べるところから始めてみよう
働き方に正解はありません。
でも、「自分に向いているかもしれない場所」を見つけることは、きっと人生を楽にしてくれます。
私の最初の一歩は、「調べること」からでした。
あなたの一歩も、もしかしたら今日ここから始まるかもしれません。
コメント